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「国民国家」とは何だったのか?

  • 執筆者の写真: Yasushi Yamamoto
    Yasushi Yamamoto
  • 3 時間前
  • 読了時間: 2分

更新日:2 時間前

2026年2月28日(土)午後2時~午後5時

高槻市立生涯学習センター 第3会議室 https://www.takatsuki-bsj.jp/syougaic/

報告:斎藤隆雄(ルネサンス研究所・関西研究会運営委員)

資料代 500円 ※Zoomオンラインでも参加できます。希望される方は下記のメールアドレス宛に「2月定例研究会 オンライン参加希望」と明記の上、ご連絡ください。


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 ここ数年間、疑問が山積している。きっかけはロシアのウクライナ侵攻であった。2022年2月の出来事はとりわけ左派陣営に混乱をもたらした。ウクライナの抵抗を評価するあまり、アメリカやNATOを擁護する意見が散見されたからだ。昔懐かしい「自決権擁護」という言葉が突然表舞台に現れ、自国敗北主義もプロレタリア国際主義もどこかへ消えてしまった。

 思い出してみてほしい。アメリカのイラク侵攻の時、誰が「自決権擁護」を提唱したのか。誰がタリバンを支持したのか。

結論を急いではいけない。ソ連崩壊以降、左派陣営はこのような世界情勢に対して何を対置しなければならないのかを見失ってしまった。そこで、私はかつての「ソ連邦」がどのような国家であったのかという疑問から出発して、私自身が1970年代から思考を停止してしまっているのではないかと思い至った。

 皆さんには、ひと時、歴史を遡っていただきたい。国家とは何か?国民国家とは何か?という根源的な問いから始めたいのである。そして、人間の集団とはどのような歴史を辿ってきたのかを垣間見たいのである。かつてスターリンが世界史を綺麗に段階に分けた頃は世界は整然とした構造を持っていた。社会主義は歴史の必然であり、夜明けは間近に迫っていた。それがひっくり返った時、もう一度歴史を振り返った時、何が見えてきたのか。近年、世界の歴史に関して新たな知見が積み重なってきているが、まだ誰も、とりわけ左派は振り返っていないのではないか。

 私のささやかな試みがこれからの革命観の刷新に役立てられれば幸いである。

参照する文献は、柄谷行人の諸著作である。『世界史の構造』『帝国の構造』『力と交換様式』の三冊を縦糸に、古代の遊動社会から近世の国民国家までを振り返り、果たして「国民国家」なるものが存在したのかどうかを検証する。








 
 
 

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