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井上康・崎山政毅著『マルクスと商品語』紹介

 

 

 ルネサンス研究所会員の崎山政毅さんが、井上康さんとの共著を出版されました。

 社会評論社の告知を以下転載します。

価 格  6,500円+税

発行日  2017年11月10日

判 型  A5判上製

ページ数 580頁

  詳細内容 ――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 原文テキストの緻密な読みから、『資本論』の難問を解く重厚な考察。
 諸個人─諸言語は地域や国家、また文化や社会によって規定され束縛されている。それに対して、商品─商品語は、諸個人─諸言語よりもはるかに「自由」に全世界を徘徊している。つまり商品は、地域的・国家的・社会的・文化的諸障壁を打ち壊す「重砲」(『共産党宣言』)であり、商品語はその見事な響きなのである。

  【目次】

第1章 『資本論』冒頭商品論理解の鍵としての商品語
第2章 人間語の世界に対する限りでの商品語の〈場〉
第3章 人間語による分析世界としての『資本論』第二版第1章第1節および初版・フラン     ス語版当該部分の比較対照による解読
第4章 商品語の〈場〉─価値形態
第5章 なぜ、第二版は初版本文の形態IVを捨て貨幣形態を形態IVとしたのか
第6章 価値形態論と交換過程論との関係について
第7章 〈富─価値─商品〉への根源的批判について
第8章 今日の資本主義を批判するために
第9章 『資本論』冒頭商品論に関するさまざまな所説について

  著者略歴 ――――――――――――――――――――――――――――――――――

  井上康

 一九四八年生。京都大学工学部・教育学部卒、同大学院教育学研究科博士後期課程退学。予備校講師など。

  崎山政毅 

 一九六一年生。京都大学理学部卒、同大学院農学研究科後期博士課程退学。立命館大学教員。

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