12月公開研究会 資本主義のあとにくるものーナショナリズムは超えられるかー

講演 的場昭弘さん(哲学者・経済学者/神奈川大学教授)

日時 2022年12月3日(土)午後1時半~午後4時半

会場:京都教育文化センター 101号室

   〒606‒8397 京都府京都市左京区聖護院川原町4‒13 TEL. 075‒771‒4221    http://kyoto-kyobun.jp/

※Zoomでオンライン参加できます。

 申し込みは yougattamove@gmail.com (茂木)まで




資本主義のこれから

 2022年の現在、いまだに資本主義が続いています。しかし、先進資本主義社会では、中間層の没落など、経済格差の問題が出現し、資本主義の将来に不安を感じる人びとが増えてきています。/また、これまでの社会主義を求めようとした国々で、再び社会主義的なものを求めようとする運動が高まりつつあります。この運動は総括して、ポスト資本主義を求める運動と言うべきでしょうか。もちろん、かつての社会主義や共産主義ではなく、資本主義の後に来る新しいものに向かった新しい運動です。/資本主義の成長の限界は、人類の急激な経済成長がもたらした環境破壊に見えますが、逆にこの環境運動を利用してさらに経済成長しようという運動もないわけではありません。/しかし、資本主義の止むことなき利潤追求は、行き詰まることは目に見えています。だからこそSDGsに見られるように、資本主義も再生可能であるという言葉を使い始めているのです。資本主義制度のままで、それが可能かどうかはわかりません。資本の自己運動を止め、人類と地球環境にふさわしい制度をどうつくるかは、今後に課せられた問題です。

(的場昭弘『資本主義全史』SB新書 2022年 p304 より)

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