2025年4月6日(日) 午後1時半~ ひと・まち交流館 京都 第5会議室
講師 木戸衛一(大阪大学招へい教授 ドイツ政治・平和研究)
主催 ルネサンス研究所・関西研究会/反戦・反貧困・反差別共同行動
連絡先 090-3267-4278(新開) 資料代500円

2月23日に行われたドイツの総選挙では、極右「ドイツのための選択肢(AfD)」が得票率20.8%で第2党となりました。移民排斥を訴える極右政党が前回2021年の選挙からほぼ2倍へと大きく得票率を伸ばしたことは、ヨーロッパで進行する極右政党の台頭を強く印象づけました。ドイツ政治が専門の木戸衛一さんは、こうした世界的な右傾化の背景には、グローバル資本主義がもたらした格差の拡大と貧困の深刻化によって未来展望を失った人びとが民主主義や政治エリートへの不満を増大させていることがあると指摘しています。一方、民主主義の後退とプレファシズム的な状況の中で、8.77%を獲得したドイツ左翼党の健闘が注目を集めています。左翼党には今年1月末から2月初旬のわずかな期間に1万7000人以上が入党し、過去最高の8万1200党員となっています。左翼党の復活がどうして可能になったのか。木戸衛一さんに詳しく解説してもらいます。そして、そこから何を学ぶべきか共に考えていきたいと思います。
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