2024年4月27日
【講師】木戸衛一 (大阪大学招へい教授)
(きど・えいいち)元大阪大学国際公共政策研究科教授、専門はドイツ現代政治 著書に「若者が変えるドイツの政治」「変容するドイツ政治社会と左翼党 反貧困・反戦」「平和研究入門」その他
ウクライナ戦争以降、そして10・7パレスチナ問題以降、世界の情勢は大きく変化した。先進国は防衛費GDP比2%に向けて軍拡を急ぎ、ナショナリズムが一層台頭し、各国政権は大きく右傾化を強めている。日本もヨーロッパも同じだ。木戸氏は2月にドイツに行かれ、ヨーロッパ情勢にじかに触れてこられた。その現状を報告していただき、日本との対比を議論したい。またこのような動きに対する対抗運動の現状はどうだろうか? ヨーロッパは日本に比べて地理的にも歴史的にもウクライナや中近東に近い。特にドイツは、ユダヤ人に対するジェノサイド(ホロコースト)の当事者であり、イスラエルを非難することは反ユダヤ主義ととられかねず、支配者は意識的に扇動を行ってイスラエルの暴虐に加担している。これらの状況の中で対抗運動の現状はどうなのだろうか?
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