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「あたかもすでに自由であるかのように」 ー デヴィッド・グレーバーの遺産をどう継承するのか?
酒井隆史(大阪府立大学教授、社会学、社会思想) 「もう一つの世界は可能だ」という言葉がある。1990 年代後半からゼロ年代にかけて世界的に展開した「グローバル・ジャスティス運動」のスローガンである。 その時、世界では、巨大企業や金融、先進諸国の政府が結託して、途上国に膨大な...
2021年12月11日


グローバル関係学の視座から都市の反乱をとらえ返す
いま世界で次々と湧き起こっている反乱は、その当事者たちが生活している場 所で、それぞれが感じている不条理、不平等、不正義が、さまざまな回路を通 して共鳴し、連動し、結びつきを強めているようにみえる。 グレーバーは「ブルシット・ジョブの増殖」(=経営封建制)を「今のこのシス...
2021年8月21日


〈コミュニズム〉の可能性
植村邦彦(関西大学教授) 全文はこちら
2019年11月9日


資本主義終焉論を読む
榎原 均/斎藤隆雄/椿 邦彦(ルネサンス研究所・関西研究会運営委員) はじめに 当初は、若森章孝・植村邦彦著『壊れゆく資本主義をどう生きるか』(唯学書房、2017 年 11 月)を取りあげる予定であったが、オルタナティブな社会構想について担当している若...
2018年11月24日


アベノミクス批判の視座
境 毅(ルネサンス研究所・関西研究会運営委員) 今回の報告をどのような内容するかについて迷いがあった。ひとつは『情況』寄稿論文の ような、新しい大きな物語を紡ぎだすことについて議論したいという思いがあり、他方で、 新自由主義、負債、社会的連帯経済という三つの異なる領域の統一...
2018年9月29日


グレーバーの提起を受けて
榎原 均(ルネサンス研究所・関西研究会運営委員) 2017 年調査研究プロジェクト 2016 年調査研究プロジェクトで私自身の課題として、(1)人間論、(2)信用論、とい う二つのテーマに限定しました。しかし人間論はルカーチ批判を予定しておりながら手を...
2017年2月25日


負債経済のために
榎原 均(ルネサンス研究所・関西研究会運営委員) 情況寄稿論文『トランプ登場の背景を論ず』で述べたように、現在のグローバル資本市 場(中心的にはニューヨークの株式市場と公社債市場)においては、借りた貨幣を資本と して機能させる近代的利子生み資本よりも、それ以前から存在してい...
2017年1月29日
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